OpenOfficeでは行桁数を指定して文書を作ることができません。
しかし、以下の要素が決まれば行数、桁数が一つに定まります。
ここで問題になるのは行間と字間です。そこで、この行間・字間を自動的に求める表を作成しました。
合わせて、字間・行間の設定方法についても説明します。
使用する表:行字間計算.sxc(spccalc.lzh)
このファイルを開くと、下図のような表が現れます。
■水色■の部分に必要な数値を入れて下さい(余白はmmで、文字ポには文字サイズのポイント数を)。
すべて入力すると、■黄色■の部分に設定すべき行間・字間の値が計算され、表示されます。
段落スタイルの画面を出します。
段落スタイルのウィンドウが出ている場合は、「標準」を右クリックし、「変更」を選べば良いでしょう。
段落スタイルのウィンドウが出ていない場合は、右クリックで「段落スタイルの編集」を選ぶと段落スタイルの変更ができます
(ただし、現在使用している段落スタイル[フォント名の左側に表示されているスタイル]が変更対象となります。予め「標準」を選ぶと良いでしょう)。
「インデントと間隔」タブを選び、行間セクションの2か所を設定します。
「位置」タブを選び、文字間隔セクションの2か所を設定します。+は「広くする」、−は「狭くする」です。
以下で行桁数に合った設定がなされたはずです。念のため、数字を入れるなどして行桁数が一致するか確認して下さい。
表による計算は、文書を通して同じ文字サイズを仮定しています。見出しなどで文字サイズを変えた場合は行桁数が変動します。
一太郎の原稿用紙テンプレート(A4原稿1、A4縦20×20)を参考にテンプレートを作成しました。
書式に「ケ-75」が指定されていたため、原稿用紙「ケ-75」に対応したテンプレートになっている「はず」です。
実物による検証はしていませんが、使えるようでしたらどうぞ。
原稿用紙テンプレート:ケ-75.stw(ke-75.lzh)
なお、上記2ファイルをまとめたアーカイブも置いておきます。
アーカイブ(2ファイル):t_numset.lzh
アーカイブ(2ファイル+説明HTML、画像ファイル):tnumset2.lzh